【経済】「巨大カジノ」で日本経済は本当に良くなるのか?
静岡大学人文社会科学部教授 鳥畑与一
(略)
国内マネー「共食い」の恐怖
さらに、懸念されることがある。IRの収益エンジンであるカジノが燃料源を国内マネーに求めた場合、カジノの「負の効果」が「正の効果」を上回ることになるだろう。
第1に、国内でのカニバリゼーションの発生である。カジノ誘致に成功した都市と、周辺都市の間に格差が生じる。やがて、誘致した都市の中で、IRと非関連施設の間に格差が生じる。IRのビジネス・モデルのエッセンスは、カジノの儲もうけで他部門を支えることにある。関連するホテルやレストラン、ショッピング、アトラクションの料金は割り引かれ、既存の地元ホテルやレストラン、商店は不公平な価格競争を強いられることになる。
第2は、カジノ依存の経済財政構造が形成されることで、その地域の健全で自立的な経済発展の芽が摘まれてしまう。地方自治体財政のカジノ依存は、住民の健康と暮らしを守るべき自治体が、ギャンブルが拡大するほど税収が確保できるという矛盾した構造を抱え込むことになる。IR以外の地元経済の衰退は、IRがこければ地域がこけるという、いびつなカジノ依存の経済構造を作ってしまう。
続き 読売新聞 全5ページ
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20161107-OYT8T50018.html
米女性、カジノで44億円当てて大喜び→カジノ「ごめん無効だわ。ステーキごちそうするから許してね」
カトリーナ・ブックマンさんは8月下旬、クイーンズにあるカジノのスロットマシーンで大当たりを引き当てた。ブックマンさんは 4294万9672ドルとの金額が表示されたディスプレーの前で、興奮した自身の様子を撮影。この金額は米国のスロット マシーンによる賞金としては史上最高額となるはずだった。
だが、ブックマンさんが翌日、正確な賞金額を確かめるためにカジノに戻ったところ、従業員から興奮を台無しにする言葉が 告げられた。賞金内容について尋ねると、「1銭も獲得してません」との返答が帰ってきたという。マシーンにより印字された 実際の獲得金額は2.25ドルで、カジノ側はこれを支払う意向を申し出ている。
ニューヨーク州の賭博規制当局によると、ブックマンさんが使っていたスロットマシーンは機械の不具合を起こしていたという。 このマシーンには同カジノ内の他のものと同様、機械の不具合の場合は獲得賞金やプレー結果が無効になるとのただし書きが 添えられている。
ブックマンさんはCNN系列局WABCの取材に、「私の頭に浮かんだのは家族のことだけ」と声を震わせながら答えた。 ブックマンさんは里親の家庭で育ち、シングルマザーとして4人の子どもを育てていた。
http://www.cnn.co.jp/storage/2016/11/03/2663cce8fec527c24cd7891e845a4f4c/woman-wins-casino-machine-malfunction.jpg http://www.cnn.co.jp/fringe/35091588.html
【国際】「若者のカジノ離れ」が米国で進行、業者ら悲鳴 主力のスロットマシン売上減少で新しいタイプのギャンブル模索
米国のカジノ業界では過去数年間でスロットマシンからの売上が減少を続けている。 カジノの売上の多くはスロットからもたらされており、業界としては深刻な問題だ。
カジノ業者の多くは売上減少の理由を、スロットマシンの愛好家は50歳以上がメインであり、近年ラスベガスのカジノを訪れる人の大半が50歳以下であることによると推測している。 カジノのフロアは今でもスロットマシンに埋め尽くされているが、これは今後大きな問題になりうる。
近年のヤングアダルトたちは洗練されたビデオゲームに慣れ親しんでいる。ミレニアル世代にとって、ボタンを押して勝つか負けるかを待つだけのスロットは楽しいものとはいえない。過去数年でラスベガスを訪れる観光客の数は15%以上減少した。また、ミレニアル世代は旧世代に比べ、ギャンブルへの支出額がずっと少ないことも明らかになっている。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
Forbes JAPAN 2016年10月29日 17時0分
http://news.livedoor.com/article/detail/12212840/