1: カジノ速報 投稿日:2016/03/13(日) 23:48:56.18 ID:mxAMUD3X0.n
千葉県南房総市が、農業被害の原因となっているイノシシの捕獲に力を入れている。
捕獲頭数は2014年度に3000頭を突破し県内トップとなり、今年度は4000頭の「大台」を超える勢いだ。市は新年度、捕獲報奨金を独自に1000円積み増すとともに、捕獲枠予算も5000頭に拡大し対策を強化する。
市農林水産課によると、新年度からのイノシシ成獣1頭当たりの報奨金は、国8000円、県3000円、市5000円(今年度4000円)の計1万6000円で、県内最高水準という。 駆除許可を受けた銃やわなの狩猟免許所持者が、捕獲の証拠となる尻尾などを指定場所に持ち込むと、報奨金が後日支給される。
捕獲頭数は、2008年度は1000頭以下だったが、11年度に2000頭台に達し、14年度に初めて3000頭を超えた。 今年度は2月末で3878頭で、4000頭超えは目前だ。国の助成は14年2月から始まり、報奨金倍増で捕獲頭数が増えた。 なかには「100万円プレーヤー」(関係者)の猟師もいるという。
しかし、イノシシの生息数について、あるベテラン猟師は「捕獲頭数に対し、最低でも3倍、最大10倍はいる」と語る。実際、生息報告の少なかった市南部の旧千倉町や旧白浜町でも捕獲頭数が急増中だ。
過疎化に伴い耕作放棄地が拡大する中で、免許所持者の高齢化が進んでおり、市は報奨金アップで捕獲意欲を刺激する狙いだ。
ただ、捕獲したイノシシの8割を埋設処理しているが、埋設地の確保といった新たな課題も浮上しており、市の担当者は「捕獲、防護、えさ場や隠れ家など生息環境の寸断を地道に進めるしかない」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160313-OYT1T50061.html